峠で見つけた秋の木の実

先輩から電話があって、
ギンナンがいるか?」
と言うので、
「家まで行きますよ」
と言ったのだが、中間点にある山の峠まで持って行くと言われた。
早速ドライブがてら、取りに行ったのだが、少し早すぎた。

この峠は周りに人も住んでいて、野生種、園芸種のいろんな植物を見かけることができ、面白い。

時間つぶしに散策していると、直径が5cm位の丸い緑の実を見つけた。
パっと見た目は椿の実のように見える。
ただ周りに椿の木は無い。

良く見ると、つるの先に実が生っているように見える。
そんな実が3,4個ぶら下がっていた。

つるの先をたどってみると、手を広げたように、三枚から五枚の厚みのある緑の葉が付いていた。
たぶん、つる性常緑樹だね。
何だろう?
調べるために、実と葉っぱを採集して帰った。

こういう時、ネットはすごく便利。

 

 

調べた結果、どうも、”ムベ”のようだ。
ムベは長命樹、トキワアケビとも言われ、アケビの仲間だ。

我が家にはアケビが植えてあるのだが、落葉するので、まさか同じ仲間とは思わなかった。

この峠には、カラスウリなども生えていて、奥さんも秋にドライブすると
「あの赤いの何?」
と目敏い。

近くにフジバカマの花が咲いている所もあって、アサギマダラがやってくることを知った奥さんの、秋のドライブルートに一つ加わったね。

肝心のギンナンだが、初めてもらった。
これも、奥さんの大好物。
ただ薄皮を剥くのが大変で、何かいい方法は無いものか知らん?